部長の 今宵ちどりある記
今宵ちどりある記 vol.70
2018年11月01日
大賞さんでたらふくお肉をいただいた後(vol.69参照)、ホテルに帰るまで少しハシゴをすることにしました。
訪れたのは、「旬味酒菜 中鉢」(大崎市古川東町3-46)さん。腕利きの料理人が四季の彩を一皿に飾る、グルメも納得の料理店です。
と聞くと、敷居が高いように思われるかもしれませんが、社長のお人柄もあるのでしょう。店内にはアットホームな雰囲気が漂い、巷では一見さんでも、お一人様でも入りやすいと評判です。
この日、席に着くなり「夏井さんのために、特別なものを用意しておいたよ!」と運ばれてきた料理は、どれもひとつのアート作品のようで、箸を付けるのが勿体ないと思われるほどでした。(いざ手を付けると、箸が止まらなくなるレベルのお味で、あっという間に完食してしまいましたが……)
カウンターから見える場所に貼られたメニューにも、いつも感心させられます。
墨と色鉛筆で描かれた挿絵が十分個展を開けそうなクオリティーで、この日もじっと見入ってしまいました。
アナログ的なものが次々と淘汰されていく時代、手仕事の温もりを感じさせてくれる空間は本当に貴重ですね。
中鉢さんの料理と絵、古川へ訪れた際には必食必見です。
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