高清水の蔵だより
2019年の初呑み切り
2019年07月26日
毎年7月末に実施している初呑み切りを行いました!この初呑み切りは今年の「高清水」の味を確認する為の重要な蔵内行事。本社蔵で仕込んだ165本と、御所野蔵で仕込んだ106本のお酒の評価をみんなで行いました。
仕込んだお酒を貯蔵しているタンクの本数は115本(本社蔵89本・御所野蔵26本)。きき酒も貯蔵タンク数と同じ115本!かなりの本数なので酔いそうですが、舌を休めながらゆっくり時間をかけてきき酒を行いました。
「高温障害により米が溶け難いと予想していたが、思いのほか順調に溶けてくれたので、今期の酒造りは順調に終える事が出来た。出来上がったお酒の熟成具合もそれぞれ順調で、吟醸は吟味良く香りが高く保たれ、純米は穏やかな風味の中にもキレがあり、本醸造は持ち味のコクや旨みが良好で、辛口は香味ともきれいでまとまりのある酒がそろっていた。低温で貯蔵する事によりうまく熟成が進んでいるので、秋からの出荷までには更に良くなりそうだな!」と、菊地杜氏がにこやかに話してくれました。
今年もお酒の出来栄えは良く、おいしいお酒をみなさんに届ける事が出来そうです。熟成させたお酒が一番最初に出荷されるのは9月に販売する「山廃ひやおろし」。秋まで楽しみにして、お待ちください。
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